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2009年01月29日

世界社会フォーラム 開催ラリー

1月27日から2月1日まで、ベレンにて「世界社会フォーラム」が行なわれます。経済の支配する世界ではなく、人権・環境の守られる、多文化を尊重する社会が優先されるもうひとつの世界を!をスローガンに行なわれるこのフォーラム、ブラジルでの開催は4年ぶり、今回はアマゾンの環境が主要テーマということでアマゾン川の河口の都市ベレンで行なわれることになりました。というわけで、実は管理人、1月25日よりベレンに来ております!このフォーラムへのエマウスの参加をレポートしたいと思いますGOOD


到着当日から熱帯の暑さとバケツをひっくり返したスコールの洗礼を受け、本物のアサイをおなかいっぱい食べ、しっかり充電!27日は早速エマウスのメンバーとしてフォーラムの開催ラリーに参加しました。この日のために子どもたちみんなで!作詞したサンバ「すてきな村アマゾン」を歌うとのこと音符オレンジパーカッション隊を中心に、おそろいのTシャツを着て、エマウスの校舎からバスでラリーの出発点に向かいます。みんな興奮を抑えきれず、バスの中から大騒ぎで大変・・・。




ちなみにこのラリー、なんと7万人の参加があったそうですびっくり!すごい規模でしょ?

演奏を始めると同時にスコールが!!楽器がびしょぬれになってしまわないかという心配をよそに、子どもたち(というよりは参加者全員)は雨でさらにテンションがあがり、パーカッションの演奏にあわせて歌う、というよりは叫んでいました・・・。でもみんなとっても楽しそうでしたニコニコエマウスのブロックだけで250人いたそうです。





今回のフォーラムは100カ国以上の10万人が参加していると言われています。アマゾンがテーマということで、地球温暖化や自然破壊という環境問題はもちろんですが、先住民グループの参加がとても多いと思います。今日はブラジル北部の先住民グループが一堂に会する分科会に出席しました。先住民のエネルギーってすごいです!人間として初心に帰った気がしました。


「世界社会フォーラム」の速報ブログはこちらです!
エマウス共和国運動についても紹介して頂きました。
ぜひぜひご覧ください!
  


Posted by passarinho at 14:00Comments(0)

2008年09月20日

エマウス便り

ベレンのエマウスから久し振りのご報告です。
7月は、休暇を利用してひと月トメアスに行ってきました。
8月前半は風邪を引いてしまい、エマウスをお休みしてしまいました。

8月後半、やっとエマウスに戻りました。
その日は子供達が、今年度前半の活動総括と今年度後半への希望をグループ毎にまとめて発表していました。
ブラジル人はPraia(海や川などの浜辺)が大好きです。夏休みにPraiaに行った子供達は一層ブロンズの輝きを増していました。

さて、休暇前に頑張ってマクラメのバッグを仕上げた4人の少女達は、次の課題作、Capa de Celular(携帯カーバー)に取り掛かりました。最初10人以上の少女達がマクラメに挑戦してくれましたが、エマウスに来たり来なかったりする少女や、物事に集中するのが得意でない少女達は、どうも製作途中放棄のようです。
でも、うまくしたもので、途中放棄されたバッグは、休暇明けにArte de Viverに参加した新しい少女達が引き継いで作っています。

もうすっかり慣れた少女と、全く初めての少女を同時に教えるのは難しいので、Luciaにお願いして、マクラメ教室を水曜日と木曜日に分けてもらいました。
こうすると一回に教える少女達は4人~5人で、丁寧に教えることが出来ます。
もっと早く、こういう形をとればよかったと思います。
休暇前には、10人位の少女達から次々に「ユキ、次はどうするの??」と声がかかり、まるで蝶々のように子供達の間を飛び回っていました。その為、各人が十分に分かるように手取り教えることが出来ませんでした。

少女達が作ったマクラメ・バッグ(上段)と携帯カバー(下段)、そして教室の様子を紹介します。














Grande Coleta

9月14日に前後して、各新聞にエマウスの Grande Coleta の記事が載りました。





1972年に、第一回のGrande Coletaが、Jurunas地区にあるエマウスで開催されました。
それから2004年まで毎年開催されましたが、Emaus・Jurunasの倉庫が雨漏りで使えなくなり、その後Grande Coleta の活動は休止していました。

Bengui地区にあるエマウスに大きな倉庫と収納場所が整ったので、今年4年ぶりの再開となりました。それだけに、エマウス全体も活気づきましたが、世間の関心も集まったようです。

Grande Coletaは、予め連絡を頂いた各家庭を回り、電化製品、パソコン、TV,大型家具、玩具等々、不用品を回収し、修理と手入れをして、商品として復活させて販売します。
大々的なリサイクル活動ですが、それだけに留まりません。今年のGrande Coletaに、各会社から大型トラック21台が無償提供され、1,000人のボランティアが自主参加。この他にも、刑務所の更生施設で受刑者達が縫製したGrande Coleta のロゴ入りTシャツ2,000枚が寄付され、皆このTシャツを着て参加しました。
エマウスと地域の連帯、そしていろいろな立場の人達の協力、Grande Coleta はこうしたものも満載しているのです。

Tシャツのロゴです。




14日の朝8時半に、私と友人のIsabelは、Arte de Viver のElisangela と一緒に、トラック集結場所のマンゲロン・サッカー競技場にバスで向かいました。バスがマンゲロン競技場に近づくにつれ、各地区に向けて出発するGrande Coleta のトラック数台と出会いました。トラックは風船や、ロゴ入り幕で飾られて、荷台では10人位の若者達が賑やかに手を振っていました。その様子が楽しそうで、私はバスを降りる前からワクワクしました。

私達が到着した時、マンゲロン競技場の広い駐車場には5台ほどのトラックが残っていました。
各担当者が打合せと確認を済ませたトラックから順に出発していきます。競技場出口へと向かうトラックの荷台で若者達が歓声を上げながら飛び跳ねていました。

トラックは、ベレンの8地区に分かれて走ります。8地区とは、Marambaia, Batista Campos, Nazare, Sao Bras, Umarizal, Marcos, Telegrafo, Pedreira です。

最後のトラックを見送り、私達はスタッフの車に分乗してガランとしたマンゲロン駐車場を後にして、エマウス・Bengui に向かいました。エマウス・Bengui には、すでに大勢の人達が集まっていました。入口でIsabelと私はロゴ入りTシャツを受け取り、事務所のトイレで着替えました。Isabelは大柄なCarioca(リオデジャネイロの人)です。IsabelにぴったりのTシャツは、私にはブカブカ。その分風通しがいいかもしれません。皆と同じTシャツを着ると、何故かお祭り気分になってきます。大きなIsabelと小さな私は並んで歩きながら、大倉庫へと向かいました。大倉庫にもかなりの人が居ましたが、広々と天井の高い建物の中には物が何も無いので、ガラ~ンとした感じでした。
外はガンガンの暑さ。倉庫の中で待機です。Isabelは、ブラジル人同士、いろいろな人達と話しています。そのような時間潰しが出来ない私は、ひたすらトラックが戻ってくるのを待ちました。時々、Luciaが元気づけに来てくれました。
外では、大きなスピーカーから音楽が流れ、トラックからの連絡を受けて収集の様子などを実況中継している様子です。

そうこうしている内に、外で爆竹が鳴り響き、第一便が荷物を満載して戻ってきました。
皆、歓声を上げ、拍手して出迎えました。皆の拍手の中、トラックが大倉庫に入ってきます。

大倉庫の中は、電気製品、パソコン、家具、ソファー、玩具等々、種類別に置き場が決められ、又、トラックから荷卸された品物を運ぶ人達も予め班分けされていました。勝手の分からない私が品物を手にウロウロしていると、直ぐに担当の人が助けてくれました。次々に入ってくるトラックから、手際よく荷卸されていきました。長い間納屋などで眠っていた不用品も多いようで、倉庫の中は大分埃が立ちこめていましたが、そんな中で重い物や汚れた物も厭わずにせっせと運ぶ人達の働きぶりが印象的でした。
仕事中でも話好きで、あまり仕事熱心には見えないことが多いブラジル人ですが、時にそうした思い込みを打ち砕くような働きぶりを見ることがあります。このGrande Coletaもそうでした。

玩具の中のお人形は、Arte de ViverのSala de Bonecaで使われます。その為、Arte de Viver から2人の少女も玩具部門で働いていました。

間に昼食をはさみ、午後2時頃から第2回目の回収に向かいます。
エマウス・JurunasのMarisaが、彼女のご主人が担当しているトラックに、Isabelと私が乗れるよう手配してくれました。Isabelは荷台に乗りました。荷台の方が若い人達と一緒で楽しそうです。でも体力に自信のない私は助手席に乗せてもらいました。お陰さまで、バスや乗用車とは異なったアングルからベレンの街を眺めることが出来ました。
荷台からは歌声と荷台を手で叩いてリズムを取っている音などが聴こえてきます。
トラックは、Benguiから街の中心部へと向かいました。街に入ってから2軒立ち寄りました。すでに、午前中に大きな物は出てしまったのか、本類と小さな物とパソコンとテレビだけでした。一応、回収の様子も見せてもらったので、2軒目が終わったところで、Isabelと私はトラックの皆さんとお別れして帰路につきました。

最終のトラックは品物を満載して夕方7時頃にエマウス・Benguiに到着したそうです。

この日の暑さに疲れてしまった為、私達は早めの切り上げとなりましたが、おもしろい一日でした。

ところで、ロゴ入りTシャツを着たままバス停に向かう私達に、家の前にいた年配の女性が「ゴミを持っていってくれるのか?」と聞きました。Isabelが「Grande Coletaはゴミは収集しない」と答えました。
後日、この事をLuciaに話したところ、「そうした不心得者がいるのょ。私達は市のゴミ回収とは違うのにね!」と笑っていました。


今回が私のベレン滞在最後のご報告となります。
9月30日にベレンを発ち、3日ほどトメアスを訪れて7月中お世話になった家族のかた達とお別れして、クリチーバに立ち寄り、10月13日の便で日本に帰ります。

正直なところ、ベレンの暑さには参りました。それでもベレン、エマウス、トメアスで出合った人々と過ごした日々を振り返ると、今回ブラジルに来てほんとうに良かったと思います。一定期間滞在し、生活し、そしてエマウスの少女達やスタッフ達と一緒に活動出来たことで、旅行とは異なった深い体験が出来ました。

青春の一時期をエマウス・Arte de Viverで、Lucia達EducadorasやAssistencia Socialの人達、そして友人達といろいろな時間を過ごし、やがて社会に出て行く少女達、その一人ひとりが今の輝きを失わずに、めげずに、それぞれの人生を逞しく築いていって欲しいと心から願っています。

     2008年9月   ベレンにて ユキ


  


Posted by passarinho at 20:14Comments(0)

2008年06月30日

エマウス便り

灼熱の太陽が燃え盛るベレンからお便りします。
毎日、毎日、暑い!!
暑さのせいで頭がボーとしているためか、6月の活動?何があったかな~?といった感じです。

5月半ばから6月にかけて、少女達が円陣に座り、性暴力について語り合う機会がたびたびもたれました。新聞記事やビデオを題材に、様々な性暴力の実態について語り合うことで少女達にしっかりとした現実認識を持ってもらうためです。売春目的の人身売買をドキュメンタリータッチで描いたビデオを私も一緒に見ましたが、それまで知らなかった背筋が凍るような出来事が実際にこの世界にあるということに驚きました。

モデルへの勧誘が実は組織的な人身売買の人集めだったり、少女達の夢につけこむ甘い誘惑の裏には往々にして悪質な落とし穴がある等々、こうした事を予め知っておくことは、年代的に性暴力の対象にされやすい年頃のアルチの少女達にはとても大切なことです。
ただ、親の心子知らずと日本でも言われるように、熱心に語りかけ、問いかけるLuciaやElisangelaと少女達の間には温度差があるように感じました。しかし繰り返し語りかけることで少女達の認識も少しずつ変わっていくでしょう。

Luciaは少女達がもう少し刺激的でない格好をしてくれるよう望んでいます。確かにお臍にピアスがキラキラしていたり、下着スレスレのショーツ姿やバストだけがようやく隠れるような小さな上着は男の人の下心をくすぐるに違いありません。私でさえその肢体に思わず目がいってしまうことがあります。いつの日か少女達がもう少し落ち着いた服装をするようになれば、こうしたLucia達の努力も報われます。

6月は、このため各教室での活動はだいぶキャンセルされました。私の受け持っているマクラメ教室でも時間数が少なかった為、第一作目のバッグ製作がなかなか進まず、Janete、Naiani、Larissa、Luisaの4人だけがもう少しで完成というところまで漕ぎつけました。
私が7月1日から一ヶ月休暇をとりエマウスをお休みする為、教室再開は8月になります。それを知った4人の少女達が、どうしても6月中にバッグを仕上げたいと言うので、6月27日の金曜日に追加教室を開き、やっと第一作目のバッグが4個仕上がりました。これらのバッグはそれぞれの少女が持ち帰りました。

その日カメラがなかったので、あいにく第一作目を写真に撮ることが出来ませんでした。8月にもし写真に撮れたらご紹介します。10cmx13cmくらいの小さなバッグで、使用されている糸もよりの甘い木綿の糸なので、日本で作られるマクラメ作品に比べるとかなり見劣りします。それでも少女達は早速肩から提げて嬉しそうでした。自分が作ったという喜びだと思います。少女達の笑顔は休暇に入る私への何よりのプレゼントになりました。

さて、ここで、今後ブラジルに来られるかた達のためにひとつの情報提供になると思うので、私が休暇を取る理由について書いてみます。また、それに関連して現在のベレンの治安状況と対策についても、私が知る範囲でお知らせしたいと思います。

実はベレン到着1週間目に路上強盗に遭い、ナイフでバッグを切り取られ持ち去られた経験があります。その日はカーニバルの休暇中でした。
カーニバルでは街中が賑わい通りに人が溢れているようなイメージを持っていましたが、ここベレンでは、カーニバルの最中は商店が全て休みになり街は閑散としてしまいます。人通りも少なくなります。他の人や私の被害経験から、全商店の閉まる(*)日曜日と祝祭日は日中でも出歩かないほうが安全です。人通りの多い方が悪い人に出会う確立が高いので危険ではないかと私は思っていましたが、実際は人通りの多い場所の方が人目がある分安全のようです。

(*)スーパーやShopping-mall だけは、日曜日も午後3時頃から開店します。

私の滞在先の家でも、大家さんご夫妻をはじめほとんどの人が路上強盗の被害に遭っています。だいたいがナイフかピストルを手にしています。大概の事例を聞くと、抵抗しなければ傷つけられることはまずないようです。

ブラジルに滞在する際には、万が一に備えて次のような用心を心掛けてください。

- 外出の際パスボート・貴重品は絶対に持ち歩かない。また家の鍵は絶対にバッグに入れない。
   だいたいはバッグを丸ごと持っていかれます。
   私は強盗被害で鍵を失って以降、安全ピンでズボンの裏側に留めて持ち歩いています。
   また、パスポートはCartorio(公証人役場のような所)でCopia de Passaporte autenticada
   (認証されたパスポートコピー)を作ってもらってください。
   換金の時などにパスポート提示を求められますが、このコピーで通用します。

- 現金はRS50位を用意して、それ以上は持ち歩かない。
   何もないと相手が腹を立てるかもしれないので、多少の現金(RS50位)を持っている必要
   があります。
   買物の為にまとまった現金を持ち歩く時には、財布ではなく、ポケットなどに分散して入れて、
   はたから見てお金を持っているように見えない工夫をしてください。
   携帯電話、デジタルカメラも狙われる可能性があります。

- そして、なによりも大事なことは、強盗に遭った時には無抵抗で全部渡すこと。
   これが鉄則です。
   また、自分からバッグを手渡そうとしたり、自分からポケットに手を入れて現金を渡すことを
   絶対にしてはいけない。 両手を挙げたまま動かずに相手のなすがままにしておくこと。
   身の安全の為にこれも鉄則です。

この7月はブラジルでは休暇シーズンです。街は静かになり、長期休暇をとる家族は旅行などでベレンから出ていくと聞きました。実際には、初めて迎える7月なのでベレンがどんな様子になるのか私には分からないのですが、人数の少ない静かなベレンで暮らす勇気がないので、一ヶ月ベレンから他所に移ることにしました。場所はベレンからバスで5時間ほどの場所にあるトメアスです。ここは日本人が大勢入植した地で、今でも日系人の家族が多く住んでいます。久々に日本語で話し合えるというのは、5ヶ月ポ語だけの生活にちょっと疲れ気味の私にとって何よりの休息になりそうです。

街がまた活気を取り戻す8月に、またベレンに戻ってきます。
しばらくブログはお休みとなりますが、8月末にまたご報告します。

   ユキ



  


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2008年06月18日

サラ ジ ダンサ

5月末に帰国したMaikoです。
サラ ジ ダンサの報告が遅くなりすみません。
私が参加した3カ月の間で感じた様子や活動の報告をしたいと思います。

サラ ジ ダンサには、ダンスが大好きな30名程の元気な女の子が来ていました。
EMAUSの敷地内にある部屋で活動をします。
部屋には、バレエのバーが壁2面に設置されていて(一本ははずれかかっていますが。。。)、
その他音楽機器やTVなども揃っています。
ただ、鏡がないので子どもたちは、ガラスのドアの反射を利用して踊りの確認をしたりしていました。

指導しているのは、いろいろなジャンル(バレエ、ダンス、サンバ、現地の踊りなど)のダンスが踊れる多彩な、また、子どもたちのことをいつも考えているジョエルマです。
彼女は、ダンスはもちろんのこと、その他、子どもたちに伝えておくべきこと(生活習慣、情報、身体の成長、祝日やイベントの由来など)を丁寧に伝えたり、子どもたちの話をじっくり聞いたりとサラ ジ ダンサの子どもたちにとってとても大きな存在です。


子どもたちは、部屋に入ってくると、だいたいみんなが揃うまで、
解放されたように踊り出したり、ジョエルマとおしゃべりしたり、部屋にある衣裳などを身につけたりして楽しんだりしています音符オレンジ
ジョエルマは、音楽やその日に使うものを子どもたちが来る前にさりげなくいつも準備しておいて、
子どもたちを迎えていましたハート

私が滞在していた間の主な活動内容は
リボン河内音頭のレッスン(私の特別レッスン)
リボンバレエのバーレッスン(私の特別レッスン)
リボン髪飾り作り(ジョエルマのレッスン)
リボンカリンボのレッスン(マンジュウシャカさん訪問にむけて/ジョエルマのレッスン)
でした。

丁度、かなり前に注文していたというバレエシューズがやっと届いたところで、バレエシューズを履いた子どもたちはとても嬉しそうでした。
ただ、やっと届いたにも関わらず殆どがカビが生えてしまっていたり、縫製が雑だったたりしたので交換する必要がありました。。。また、バレエに必要なものや、雑誌、音楽やDVDなどは手に入りにくく高いとジョエルマは言っていました。

髪飾り作りは、裁断から子どもたちと一緒にしました。
材料は<布(サテン)、ゴム、はさみ>だけで作れる簡単な髪飾りです。
説明を聞きながら作るということ、
どうすれば丁寧に手際よくできるか?を考えたり工夫したり、
また周りの友だちと協力しあうことから後片付けまでいろんなことを経験しているように感じました。
できあがった髪飾りを見せ合ったり、髪の毛につけてみたりと出来上がりをとても喜んでいました。

カリンボは、さすが現地のダンス音符オレンジ
レッスンはとても意欲的で、ジョエルマが用事で部屋から出ていた間も、
自ら音楽をかけたり意見をいい合ったりしながら一人も休憩することなく何度も踊る程でしたGOOD
履いているスカートは、アルチの女の子が作ってくれたものですピカピカ

マンジュウシャカさんが訪問される前にリハーサルがありました。
いつもはCDの音楽で踊っていたのですが、この日初めてパーカッションの子どもたちの演奏に合わせて踊ったり、いつもと違う場所でアルチの女の子たちが前で観ているといういつもと違う雰囲気にサラ ジ ダンサの子どもたちは、かなり戸惑っていました。
何度ものリハーサルとジョエルマや他のEMAUSのスタッフの言葉かけにより、落ち着き、
いつものように自発的に確認し合ったりと自然な形で子どもたちの気持ちも高まりいいかたちでリハーサルを終えました。

当日、ジョエルマと私で子どもたちのメイクをし、子どもたちは、衣裳に着替え、髪飾りをつけました。やはり子どもたちのテンションは高かったですアップキラキラ 

本番ハプニングもありましたが、落ち着いて対応しながら無事終える事ができ、
ぶっつけ本番の『ありがとう』という日本語での挨拶もすることができました!
踊り終えた後、歓声と更なるダンスと抱擁そして、その子どもたちの笑顔を見ていたジョエルマと私はとても嬉しかったのでしたハート
以上、少しですが、サラ ジ ダンサの報告でした。

  


Posted by passarinho at 01:46Comments(0)

2008年06月03日

エマウス便り

こんにちわ!
ベレンのエマウス共和国運動にボランティアで参加しているユキです。
今日は6月2日。6月に入って、ベレンの太陽はいっそう輝きをましてきました。
昼の太陽の熱さは(暑という字より熱の方が実感があります)立ちくらみを覚えるほど。でも日陰や木陰に入るとホッとする涼しさで、影から影を探して影づたいに、まるでネズミ小僧のように街中を歩いています。

さて、5月のエマウスはなんといっても曼珠沙華が話題の中心でした。
曼珠沙華はすでに何度かこのブログで紹介されていますが、今回初めてアクセスされた方のために少し説明しますと、日本舞踊に歌舞伎の要素とか沖縄、韓国の舞踊も取り入れた華やかな舞台を、厳しい境遇や貧しい環境の中で頑張っている子供達に見せて夢を届けたいと、海外の国々でボランティア公演を行っている劇団です。http://www.manjushaka.net/top.html

その曼珠沙華が5月7日にエマウス・ジュルナスを親善訪問しました。
翌日の8日には、日伯協会の劇場にエマウスの子供達や家族を招待して、舞台公演を行いました。

この5月7日、8日の為に、私が活動参加しているアルチでは4月後半からその準備に充てられました。
まず、カード作り。親善訪問の際にアルチの少女達から団員ひとりひとりに手渡されるカードです。今回、曼珠沙華のベレン滞在にあたって中心的にお世話された北島さん(Amazon Travel Service)から予め頂いていた資料の中の曼珠沙華のチラシを、子供達に回覧しました。
最初ためらいがちだった少女達ですが、まい子さんが《まんじゅしゃか、マンジュシャカ、曼珠沙華》と三種類の日本語を大きめの文字で書いた紙を見せたら、見よう見真似で「Bem Vindo!まんじゅしゃか」とか「Bem Vindo!マンジュシャカ」とポ語と日本語を取り混ぜたメッセージを書いていました。
そのうち、漢字を書き出す子も出てきました。文字というよりデザイン感覚なのでしょう。でも読めるほどに形になっていました。そこに折り紙を貼り付けたり、図柄のアイデアも色々出て、可愛らしいカード、楽しいカードなど30枚以上のカードが出来上がりました。
どの少女かちょっと忘れましたが、ひとり絵の上手な子がいて、チラシを見ながらママローザと他の団員の似顔絵をカードに描きました。ほんとうに上手です。劇団の人に手渡すカードでなければ記念に欲しいくらいでした。
Jennyferは目ざとくチラシの中の藤聖斗くんを気に入り、藤聖斗さまと漢字で書いた特別カードを作り、7日に手渡すのを楽しみにしていました。
ママローザの似顔絵入りのカードは勿論ママローザ宛です。

次はカードを入れる封筒作り。デザインもいろいろと工夫された手作り封筒も出来上がり、カードを入れて、次は団員にカードを手渡す時のリハーサル。最初、Nanaがまい子さんを団員に見立てて、歓迎の挨拶を述べながらカードを手渡しました。次にLidianeが私を相手にリハーサル。最後にLuciaが「カードを渡したらすぐに背中を見せて立ち去らないで、このようにきちんと手渡しましょうね」と締めくくりました。

親善訪問前日の6日、午前の部の少女達がBrinde(贈り物)を30個作りました。予めLuciaが用意した良い香りのする藁で作った10cm程の人形にスカートを着せ帽子を被せて花束を持たせます。華やかなハギレをLuciaがスカート用に裁断し、少女達が手縫いでギャザーを寄せたスカートに仕立て、次々に人形が出来上がっていきました。
午後の部の少女達も何かプレゼントを作ろうとLuciaが提案しましたが、なかなか案がまとまらず、そのうちに私は会場となる食堂の飾りつけを手伝うためアルチを離れました。
食堂は、EducadorのDarivaldoが中心になって、インディオの文化の香りがする飾りつけが行われていました。天井には折り紙の鶴のモビールも吊り下げられました。
広い食堂の飾りつけが6時頃終わり、アルチに戻ると、驚いたことにまだ少女達がいました。
皆真剣な顔でプレゼントを手作りしています。用途は何か私には分からないのですが、15cm四方のクッションのようなものです。布を裁ち、縫い合わせて四隅にリボンを付けて、結構な手作業です。
協調性よりも個性の強さが際立つブラジルですから、私の見る限りにおいて、普段あまりまとまりが良いとは云えない少女達が、その晩に見せたチームプレーと頑張りは感激ものでした。少女達は7時過ぎまで頑張り、30個仕上げました。

7日がやってきました。快晴です。
朝10時、門の前に大きなバスが到着。団員が降りてきました。
何人かは真っ白な顔に目張りを入れた舞台用の化粧をしていました。眩しい太陽の下で真っ白な顔を最初見たときはちょっと違和感があって驚きました。少女達も同じ思いのようです。
でも、門の前に並び一人ひとり握手しながら出迎えたとき、私は同じ国の方が遥々ここまで来てくださったと胸がじ~んとしました。
門の前の庭ではカポエラのリズムと演技で出迎え。その前を会場の方に進むのかと私は思っていましたが、団員の方々は律儀に一列に並んで見ていました。しかし、朝10時の太陽はかなり暑く、ママローザから「暑すぎて化粧がダメになりそうだから中断していいか」と申し出があり、その直後すぐに団員の方達がバスから荷物を降ろし始めました。その数の多いこと。全部で30個はあります。
その時に分かったのですが、ママローザは翌日の舞台では時間の関係上見せられない演目全てを7日に子供達に見せたくて、着いたら直ぐに演じられるよう舞台化粧を済ませ、それ用の衣装・鬘など全て持ってきたのです。ただし、エマウスも歓迎の為ダンス、打楽器演奏など練習してきたので、時間割の関係上、曼珠沙華の演目は3つに絞られました。アルチのSalaが楽屋に使われました。
ところで、Jennyferのお目当ての藤聖斗くんは残念なことに学校があるため来ていませんでした。

会場では子供達が待ち受ける中、いよいよ曼珠沙華登場です。
最初は津軽三味線。目の前で聴く三味の音色は迫力あります。その後、若集3人の踊り。傘をさした女人5人の踊り。目の前ですから、細かい手の動き、指の動きの美しさ、流し目など視線の動きまで分かります。自分はやはり日本人だな!と背筋ゾクゾクさせながら日本の色気、いなせといった情緒を堪能しました。
しかし伝わるものは伝わるのですね。舞台の後、Lidianeが私に、指の動きを真似ながら「どうして、あんなに女らしいの!とても綺麗だ」と興奮気味に話してくれました。
Jennyferはこの日すっかり曼珠沙華のとりこになったようで、曼珠沙華の団員になりたい!明日ママローザに会えないか?と私に尋ねてきました。約束は出来ないけれど様子を見て出来そうだったら楽屋に連れて行ってあげると答えました。
いつもJennyferとLidianeが出てきますが、この2人はとても積極的なのです。

曼珠沙華の後は、エマウスの子供達がこの日の為練習してきた成果を披露する番です。
カリンボの音楽演奏、主に打楽器のリズムです。ドラム1セット、太鼓、そしてドラム缶数個。本来は木をくりぬいた楽器を叩くそうですが、ドラム缶はその替わりだそうです。しばらく演奏が続いた後、いよいよカリンボダンス。広げると円形になる華やかなスカートに短めのボレロ。少女達が演奏に合わせて踊りました。まい子さんも列の先頭で華やかに楽しそうにカリンボのリズムにのって踊りました。

日本の文化とブラジル文化。片や細やかな動きと抑え気味の感情表現。一方は発散するエネルギーと躍動のリズム。異なるだけにお互い不思議で魅力を感じあうのでしょう。
カリンボダンスには途中から団員の人達も引き出されました。日本舞踊と異なったリズムを子供達と一緒に踊って楽しそうでした。

アルチの少女達からカードと手作りプレゼントが手渡され、曼珠沙華からエマウスに手毬、羽子板、千羽鶴などがプレゼントされました。そして、フェジョアーダの昼食会。テーブルに団員のかたがたと子供達がとり混ぜて座り賑やかでしたが、個々のテーブルでどのような交流がなされたかお伝えできないのが残念です。ちなみに私は夢弥さんを囲んでLidiane、Renata達がいるテーブルにつきました。
私がRenataたちの質問を夢弥さんに伝え、それをポ語でRenataたちに伝え、これを2,3回行ったところで、夢弥さんの隣に座っている団員の方が日系ブラジル人と分かり、私は自分の下手なポ語に赤面しました。

感銘を受けたJennyferやLidiane、そして彼女達のように積極的に話してくれないけれど、きっと深い印象を受けたに違いない他の子供達、曼珠沙華と子供達は大きなプレゼントを交換しあったと確信します。

5月8日、3時にバスが2台到着してエマウスの子供達が会場に到着しました。
日伯協会の劇場はとても広いので、2台のバスで来た子供達が席についても後ろは大分空いています。
余談になりますが、夜9時からの一般向けの公演は満席でした。日系ブラジル人の方々にとっては、ほんとうに堪能できた楽しい舞台だったようです。出口の混雑の中でそうした感激の言葉をあちこちで耳にしました。

ママローザは各国の子供達を元気づけてきただけあって、子供達への呼び掛けや盛り上げ方が旨く、また子供達ものりにのって賑やかでした。劇場の後ろの空席を十分埋める程の声援でした。
私は7日、そして8日の昼と夜、合計3回曼珠沙華の舞台を楽しむことが出来て幸運でした。田村先生がメールに書かれたように、夢弥さんの踊りは見事です。
ファンになりました。

さて、舞台が終わると興奮気味のJennyferが私のところに来て、ママローザに会えないか?と言います。その日、舞台の前に少しお話することが出来た団員の方に、その旨聞いてみると、LuciaとJennyferを楽屋に案内してくれました。Jennyferはママローザと夢弥さんから写真入りの色紙を頂き、とても嬉しそうでした。後日、毎晩寝る前にその色紙を見ていると話してくれました。その数日後、お礼の手紙を書いたから訳して欲しいと言ってきました。ママローザはJennyferに、団員になるにはまず日本語を覚えなさいと話したようです。そのために金曜日に私は日本語をJennyfer,Luisa、Larissaの3人に教えることになりました。

曼珠沙華を迎えて、活気づき、興奮気味の日々が過ぎて、2週間後、3月から約3ヶ月エマウスで活動されたまい子さんが帰国の日を迎えました。

22日、まい子さんには内緒でお別れ会を企画していたようで、子供達はまい子さんに気付かれないようにSala de danca(ダンス教室)に閉じ込もり、まい子さんへのカード作りをしました。まい子さんはアルチの事務所で本を読むように言われて、なんだか訳が分からないまま本を読んでいたそうです。
食堂に皆集まり、そこにElisangelaに連れられてまい子さんが入ってきました。
DarivaldoやElizangela、Joelmaからお礼の言葉が贈られ、子供達一人ひとりがメッセージをこめたカードをまい子さんに贈りました。Luciaはこの日大事な会議があり、この場所にいれなかったのは残念だったと思います。
それから、まい子さんに捧げる歌がカリンボの音楽で歌われました。
歌の意味は私には聴き取れなかったけれど、きっと色々な思いがこめられた歌詞だったことでしょう。

まい子さんは千代紙で小さな鶴を折り、それに糸を通してペンダントにしたものを100個用意していました。一人ひとりの首に掛けて、一人ひとりとハグしていました。
たくさんの想いに満ちたお別れ会だったと思います。

まい子さんは24日の早朝ベレンを発たれて、26日に無事帰国されました。









  


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2008年05月17日

曼珠沙華公演(日伯協会にて)

日伯協会での曼珠沙華公演へ、ベングイとジュルーナスの子どもたちが招待され行ってきました!!

曼珠沙華さんの方で 用意していただいたバスに乗って無事到着!!!
到着した日伯協会の玄関で、鯉のぼりが空を泳ぎながら出迎えてくれました!!

前日とは違う、舞台、照明、音響!!! 迫力がありました!!!
演目も前日とは違うもので、こどもたちは、またまた釘付けに!!


ときには、歓声をあげながら!!ときには、リズムにのりのりになりながら!!
最後は、拍手喝采でした!!!

アルチの一人の女の子は、「劇団に入りたいと座長さんにお願いしにいったほどです!!!
この女の子、EMAUSのスタッフは この日の夜の公演も見に行きました!!!


EMAUSのスタッフと曼珠沙華さん

曼珠沙華さんのSHOWは、こどもたちの心の中に残ったことでしょう!!!

そしてこの機会を迎えるにあたって、子どもたちが考えたこと、取り組んだこと、話し合ったこともまた
子どもたちにとって、おおきなプロセスになったと思います。

多くの人々が、一人ひとり様々なかたちで協力し合ってこの大きなイベントを迎えられたことを嬉しく思います。


次回の私のBLOGは、"SALA DE DANCA(ダンス教室)" 特集です!!!



  


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2008年05月17日

曼珠沙華さん(エマウス訪問)

曼珠沙華さんが訪問されました!!!

EMAUSでは、前週末の金曜日の午前中、何度ものリハーサル(パーカッションとカリンボのダンス)、また訪問前日の遅くまでかかったレストランの飾り付け(男の子が大活躍!!!)や、アルチの女の子のプレゼント作りも無事終わり当日を迎えました。

到着された曼珠沙華さんを、普段EMAUSでカポエイラしている子どもたちのかわいいカポエイラで迎えました。




その後レストランで、ATSの北島さんにお話をしていただき、曼珠沙華さんによるSHOWが始まりました!!



万珠沙華さんの舞、メイク、衣裳に釘付けのこどもたち!!!
拍手と歓声でいっぱいでした(^U^)

その後、EMAUSの子どもたちによるパーカッションとカリンボのSHOWをプレゼントし、子どもたちに誘われて曼珠沙華さんも一緒にカリンボを踊りました!!!






曼珠沙華さんからのプレゼントと、日本からのプレゼントを子どもたちとEMAUSスタッフが受け取り、アルチの女の子たちからは、お礼の言葉、彼女たちが一生懸命作ったカードとプレゼントを曼珠沙華さんに渡しました。(なかなかこういう機会がないので、前日にプレゼントの渡し方、言葉のかけ方など、どうしたら相手が心地よいかを話し合ったり練習したりしたんですよ!!女の子たちは、ドキドキしていたんです!!!)


曼珠沙華さんと、フェジョアーダを食べました!!!
曼珠沙華さんは、次の公演を控えているためメイク したままです!!!
子どもたちは舞台メイクやカツラに興味深々!!!!

楽しいひとときを一緒に過ごしました!!   


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2008年05月04日

エマウス便り

。。続き。。。

アルチの少女達はおしゃれです。
ただ、ちょっと露出気味の格好が好きなようで、Luciaは少女達にもう少し落ち着いた服装をしてくれるよう望んでいます。私の目には小麦色やチョコレート色の肌とスラッとした容姿。。。どうしてこうもプロポーションが良いのでしょう!!羨ましいです。。。にとてもよく似合っていて、様々な形のピアス、ブレスレットをキラキラさせて見ていて楽しいです。ただ、気になるのは”ヘソピアス”。どうしてこんなものが好きなのでしょう??

私もSala de Boneca(人形リサイクル教室)に参加しています。
手足の取れた人形に手足を探して付けてから、汚れを洗って、洋服を着せます。洋服はハギレから手縫いで作ります。ボタンを付けたり、スパンコールを縫い付けたり、工夫しながら仕上げていきます。
ある時、ハギレの中の生地を探していたLaisaに、可愛い柄の生地を見つけた私が「これはどう?」と差し出したら、「Nao」と断られました。Laisaが選んだのはジーンズの生地とそれ合う渋目の色合いの生地でした。13歳のLaisaも、たとえ人形の洋服とはいえお洒落に対するこだわりを持っていました。

さて、前半の部分で大雨による冠水被害について書きましたが、エマウスからの帰り道で実際に私達が経験した洪水とも言える道路状況についてお知らせします。
バケツの水を空からぶちまけたような大雨が長時間降ると、あちらこちらが池のようになります。
ある日のエマウスもそうでした。庭一面に広がる水溜りの上に渡してくれた梯子の上を綱渡りしながら、アルチの建物から門の前まで辿り着き、外に出ました。
アルチの前のドブ川は喫水線すれすれまで水がきてきます。真っ黒な色をしているこの川が溢れ出たら大変です。エマウス前の道は一部分で川の水が上がってきていました。そこで被害を免れている方の道を通って大通りに出ました。
Lucia,Elisangela,Marisa,まい子さんと私達は帰宅方向に向かって水溜りを避けながら歩を進めました。ところが、しばらく行くと前方が道路全域に渡って冠水状態です。そこで、一本手前で曲がって歩いていくと、また道路が水の中に消えています。そこで、また曲がって。。。こんなことを続けながら、陸地の残っている道路を辿り続けましたが。。。ついに、どうしても冠水道路を突破しなければならない状況に追い込まれました。
道路全体が水の中に埋没し、20cm位の深さがあります。ここで注意が必要なことは、歩道及び歩道と車道が接している部分は歩かないこと。歩道の陥没とか排水用の穴に足をとられて怪我する危険があります。前に歩いている人の後をついて歩いていくと安全です。
そして、家に着いたらすぐに水に浸かった足をよく洗い、アルコールで消毒します。
これらはLuciaや他のブラジル人の人達から教えてもらいました。
これからエマウスに来られる方の参考になればと思います。

4月も終わり、今日は5月3日。
5月7日には日本から万珠沙華がエマウス・ジュルナス(アルチのあるエマウス)を親善訪問にみえます。万珠沙華は海外の恵まれない子供達に夢を届けたいとボランティアで海外公演活動をしている劇団です。詳しくは http://www.manjushaka.net/top.html にアクセスしてみてください。
5月8日には、劇団がエマウスの子供達を招いて午後3時からNipo-Brasileira会館で公演を予定しています。 
私もこの劇団の舞台を観るのは初めて!とても楽しみです。
エマウス・ジュルナスでは、親善訪問の際の出迎え準備も進んでいます。
アルチでは、劇団員一人一人に手渡す手作りカードを作りました。
劇団員は総勢27人ですが、カードは30枚以上できました。どのカードも捨て難く、カード全部を手渡す予定です。少女達はまい子さんが万珠沙華の名をカタカナ、ひらがな、漢字と3種類で書いた日本語を見よう見真似でカードに書き込みました。中には、万珠沙華のチラシにある団員の写真を見て、早くもお目当ての団員宛てに特別カードを作った子もいます。
7日と8日、どんな一日になるでしょう!!。
どうか雨が降りませんように!と祈りながら心待ちしているところです。

そのご報告は、また次回に。。。。。

     ベレンにて、 ユキエ





  


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2008年05月03日

エマウス便り

前回エマウス・ベングイの訪問記いらいご無沙汰してしまいました。
3月4日からエマウスが再開され、週3日のペースで朝9時から午後5時までエマウスのArte de Viver(アルチ)に通い始めました。

アルチには13歳から17歳までの少女達が、人形のリサイクル、ロックミシンを使っての縫製、そしてアマゾンの果物の種をビーズにしたものを使ったアクセサリー作りを習いにきます。

しかし、3月中はアルチのこうした活動は再開されず、3月の国際婦人週間にちなんで年頃の少女たちに、女性について、そして女性としての自分自身について考え語り合ってみようということで、話し合いの場、テーマ性を持った映画鑑賞、自分達のメッセージを盛り込んだポスター作りなどが行われました。
話し合いの場では、LuciaやElisangelaから少女達に女性問題について様々な問いかけがなされましたが、少女達は人前で意見を述べたり、考えをまとめたりする事にあまり慣れていないように見えました。全体として活発な意見交換がなかったのはちょっと残念ですが、こうした試みの中で少しずつ人前で自分の考えを述べることが出来るようになるのでしょう。
かくいう私自身も人前で自分の考えを述べるというのは旨く出来ません。
ましてポルトガル語で意見を述べるなど、とても、とても。
時にLuciaから意見を求められましたが、少女達の視線の中で手持ちの僅かなポルトガル語で何かを話すというのは大変でした。

3月は、どちらかというと静かな日々の中に過ぎましたが、3月終盤に連日大雨が降って、ある朝エマウスの食堂とSala de Danca(ダンスの教室)、Sala de Musica(音楽の教室)が床上浸水していました。アルチの建物は少しだけ高い場所に離れて建っているので、無事でした。
この季節は大雨が続き、あちらこちらで冠水騒ぎがあるようです。
その日も道路などが冠水している為に休みの子が多く、出てきた子供達も家に帰されました。
スタッフ達は床上浸水の後片付けをしなくてはなりません。
エマウスの前にはドブ川が流れています。もしこの水が上がっていたら汚いなぁと気になりましたが、どうやら雨水だけのようで安心しました。
それでも、蚊に刺された傷跡が沢山ある私とまい子さんはバイ菌感染をしないように、床上の雨水を掻き出す作業から外してくれました。

それから2~3日後、アルチでは活動再開前の大掃除が行われました。
床に漂白剤と洗剤を溶いた水をぶちまけて(そんな感じ)、床ブラシと箒で床を擦りながら水を掻き出します。
私達も少女達に教わりながら床掃除に参加。
3月中行われた話し合いの場などで、どちらかというと不活発でかったるそうに見える子が多かったので、この床掃除で実に実によく働く少女達の姿に驚きました。そして感心しました。
もたついている私にも手際よく段取りを教えてくれて、本人も重いバケツを運び勢いよく水を撒き、一生懸命箒で水を掻き出しています。
私も汗びっしょりになって少女達と頑張りました。こうした作業の中で味わえる一体感は嬉しく気持ちの良いものです。
アルチの床は裸足で歩いてもいい程きれいになりました。
後日、Luciaとこの日の事を話した時、この床掃除に少女達がアルチにあった洗剤数箱と漂白剤を全部使ってしまったとLuciaが笑いながら言っていました。

さて、4月8日、裁縫教室再開です。今まで静かだったSalaにミシンの音が響き、なんだか急に活気が出てきたようで嬉しくなりました。
この日、私はJennyferと一緒にビーズ磨きをしました。Jennyferは今18歳ですが、17歳までArteの少女でした。物覚えが速く、器用で、今年から他の少女達にBijuteria(アクセサリー作り)を教えます。実はJennyferはDaglasという2歳の子のママなのです。時に私よりも落ち着いた大人の風格を感じさせる女性です。
アルチの少女達の中には、もし環境に恵まれ、機会に恵まれていたなら、なかなかの能力を発揮するだろうな!と思わせる子が何人かいます。

翌日、私は初めてマクラメを教えることになりました。
マクラメは紐を結んでバッグやカーペット、ベルトなどを作る手芸の一つです。
私なりの色々な想いや判断があって、将来ボランティアに活かせたらいいなと習い続けたマクラメですが、いざボランティアの現場に立つと、このような面倒臭い作業いったい何人の少女達が興味を持ってくれるだろうか不安になります。物珍しさも手伝ってか、この日8人の少女が参加してくれました。基本的な結び方を練習しました。覚え方には個人差がありますが、早く覚えたVanessaが、ちょっとまごついている子がいると教えてあげたり、手直ししてあげたりしている姿が印象的でした。
驚きはJennyferです。Jennyferは私の手元を一回見ただけで覚えてしまいました。最初私がマクラメを習った時には、とてもJennyferのようにはいかず、何度も先生に手ほどきしてもらったことを思い出して、Jennyferの感の良さに驚いています。
あと一人、Janeteですが、この少女は口数が少なく内気で、それまで私は接点を持てないままでした。
ですから、Janeteが参加してくれて、しかも仕事が速く丁寧で、黙々と糸を結び人より早く出来上った時には持っている限りのポルトガル語で褒めてしまいました。
その後今年からアルチに来た4人姉妹が参加しました。その中の一番下の子Laisaがお姉ちゃん達と一緒にマクラメに挑戦して、最後まで頑張って糸を結んでいる姿が可愛くて、心の中で応援しています。
Laisaのすぐ上のお姉ちゃんのLuisaがこれまた器用で、Laisaを初め自分より年上の姉妹LarissaやNaianiに教えています。一番上のNaianiは妹に先を越されてちょっとブツブツ言っていました。

今は10~13人程が第一作品として小さなバッグを作っています。出来上がるまでに、週一回1時間半で4回位かかるでしょう。慣れればもっと早く出来ますが、それまで何人の少女が興味を持ち続けてくれるでしょうか??全体的に、私が思っていたより器用で覚えが早いです。それだけに、マクラメに使う糸の材質が日本のものに比べると大分落ちるのが残念です。

。。。 続く 。。。
  


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2008年04月01日

現地から活動報告が届きました!

現在、エマウスではユキさんとマイコさんの2人の日本人がボランティアとして活動に参加しています。
マイコさんから、とっても詳しい現地報告が届きました!
長ーい休み(クリスマス、お正月、カーニバル・・・)が終わり、エマウスでもいよいよ2008年度の活動が始まったようです☆
今後の現地報告も楽しみです!

****** 以下、マイコさんからの報告ですおすまし ******


エマウスの活動が再開して、また、私がEMAUSの活動に参加して3週間が経ちました。
私は、週に4日エマウスに通い、主にアルチ・ジ・ヴィヴェール、そして、水曜日の午後だけ、サラ・ジ・ダンサ(ダンスのクラス)の活動に参加しています。
午前と午後にそれぞれ分かれて、子どもたちはエマウスへやって来ます!!
毎日(火~金)来る子ども、決まった曜日だけ来る子ども、ときどき来る子ども、ふと来る子どもと一人ひとり様々です。
午前の子どもたちは、エマウスへ来ると軽食をとり、それぞれのグループの活動へ移り、昼食を食べて帰ります。
午後の子どもたちは、それぞれのグループの活動を行った後、軽食を食べて帰ります。

よつば最初の2週間のアルチ・ジ・ヴィヴェールでの活動

現在はまだ、裁縫、人形のリサイクルや、アクセサリーを作る等の活動は始まっていません。
女の子たちは、エドゥカドーラ(教育者)と個人的にゆっくり話をしたり、
みんなで輪になって、エドゥカドーラの話をきいたり、みんなで話合ったりしていました。

内容は
・国際女性デー(3/8)について
・MULHERについて
・活動再開にあたって、エマウスでの活動時間や掃除分担について
・イースター(SEMANA SANTA)について(後日、レストランで全てのグループが集まり集会をしました)

話し合いの後、

・これらの内容に関係するポスター作り:鉛筆、色鉛筆、のり、はさみ、雑誌の切り抜き等を使用する。

・カード作り:MULHERについて:「私の特別な女性(Para uma murher especial)」のために書いたカードを作った後、メッセージを読んで交換し合う。

・イースターの集会の日にチョコレートを入れる入物作り:はさみ、鉛筆、色鉛筆、リボン、 ボンド、ペットボトル等を使用して、イースターにちなんだ 飾り付け

・映画をみて、感じたことを話す:「ウォーク・トゥ・リメンバー(um amor para RECORDAR)」「First Born(FILHA DAS SOMBRAS)」ポップコーンを食べ、ジュースを飲みながら見ました。


よつばサラ・ジ・ダンサでの活動
同じようにエドゥカドーラの話を聞いたり、話し合ったりもしていました。
まだ、バレエをしているところは見ていませんが、先日、エドゥカドーラ の力を借りながら、盆踊り(河内音頭)を教える機会があり、みんなで躍りました。
みんな楽しそうに笑いながら踊っていました!!


よつば好きな遊びの日
ボール遊び(フットサル、バレーボール、なかあて、ドッヂボール)、ダンス、卓球、デッサン、友だちとおしゃべり、その他一人ひとりしたいことをして過ごしています。
友だちと思いっきり遊べる時間と、安全な場所が確保されるエマウスという場所は子どもたちにとって大切な、且つ、必要な場所であるということを、遊んでいる姿をみているだけでも感じます。


よつば3週目にあたる今週の活動
全ての活動のグループが集まり集会をした後、3つのグループに分かれて、EMAUS全体の掃除の分担、みんなで遊ぶ内容を決めていました。
翌日、大きい子どもたちはみんなで掃除、小さい子(小低~小中ぐらいの子ども)は、私と簡単な折り紙や、切紙、こま回しなどをして過ごしました。
2日間はみんなで、思いっきり遊びました。
いろいろなグループの子ども同士の交流をはかることと、子どものもつエネルギー発散できるように、
3月いっぱいは思いっきり遊ぶというようなことを、エドゥカドーラは言っていました。


よつばその他
EMAUSには、現在エドゥカドーラ、スタッフの他、ドイツからの学生2名と、日本のボランティアの方1名と私がいますが、様々なエマウス関係者が、エマウスを訪れています。
また、5月に行われる日本人が関係するイベントに向けても計画、話し合いが進行中です!!  


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2008年02月19日

エマウス便り

エマウス共和国運動に参加させていただこうと、今年の2月にベレンにやって来ました。当地では皆さんにユキと呼んでもらっています。
海外ボランティアは初めての体験。Arte de Viverでこれからどのような日々が待っているのか、期待と不安でいっぱいです。
子供達がArte de Viverに戻ってくるのは2月22日。Emausの方達(スタッフや教育担当者等)は、子供を迎える準備に忙しい毎日を送っていますが、私は20日まで滞在先(家)で待機中です。

今はそのような状態ですが、2月13日にもうひとつの活動拠点のEmaus・BenguiにLuciaと一緒に伺いました。朝8時半に、Luciaが家まで迎えに来てくれました。街の中心部(セントロ)にある私の家からは、バスに揺られて1時間。Benguiは貧しい人達が多く住む場所で、バスを降り立った時は緊張しました。
でもEmausの入口はバス停の近く。Luciaの顔を見ると入口のガードの人がすぐに扉を開けてくれました。中は広々として気持ちの良い場所です。ここでも、子供達はまだ通ってきていません。
Luciaにつれられて、CoordenadoraのMariaの部屋へ。そして面談。つたないポルトガル語の私にも分かりやすいように図など取り入れながら、Emausの全体像について説明してくれました。

次にLuciaが連れて行ってくれたのはコンピュータ教室。19台のパソコンが整然と並んでいます。
Emaus・Benguiは全体の印象が素朴というか牧歌的なので、その教室に入った時はちょっと驚きました。今日もパソコン教室だけは開いていて、すでに少年達が授業開始を待って教室の前に集まっていました。月謝はタダです。人気のクラスのようです。

事務局ではスタッフがパソコンの前で忙しく働いていました。Franciscaという少女が私の腕をとり案内してくれました。親しみいっぱいの笑顔と目のクリクリとした少女です。この少女もかってはエマウスの小さな子供だったと、Luciaから聞きました。

今、Emaus・Benguiでは新校舎を建設中です。その日は工事が休みなので中を案内できると言って、Luciaが草の原を渡って行きました。そこは刈り込めば芝生の広場になるそうです。が、人手不足で草の丈が大分伸びてます。現場近くまで来た時、Luciaの後を追っていた私は飛び上がりました。足に熱湯を注射されたような痛さでした。ほんの2~3秒位で痛みは消えましたが、驚きました。蟻に食われたのですね。初めての経験です。
建物は完成時の姿が想像できる程に出来あがっています。大きな建物です。真ん中がホールで周囲に教室が並び、会議・集会などに使う広い部屋も2つありました。パソコン教室もここに移り、今教室がある棟は低学年の子供達用に使われるそうです。
今教室のある棟の前には、木造の古びた家が2つ並んでいて、入口の扉に絵が書かれているので何か楽しいことに使われているのかな?と思いLuciaに尋ねました。その2つの家が一番最初の教室だったそうです。今は倉庫に使われているとのこと。
3つの建物を見て、Emausの活動の歴史を、この日、一日で垣間見たような気分になりました。

さて、その草っぱらですが、大分広いのでそこを子供達が野菜作り・花造りを習う場にしたら多少はEmausの食料自給にもなるし、子供達の自立にも繋がるのでは、とLuciaに尋ねました。昔そこで野菜を作っていたこともあるそうですが、結局やる人がいなくなり途絶えたそうです。子供達の関心はもっぱらパソコンで、土仕事には全く関心がないそうです。いつの世も同じですね。若い人にはそうした地道な仕事は魅力がないのでしょう。

薬草園では2人が働いていました。一人はドクターの資格を持った方です。(この日沢山の方とお会いしたので、名前を覚えきれませんでした)
薬草園には畝が整然と並んでいますが、残念なことに、ここでも人手不足で6割位の畝は休耕状態です。かっては全体にハーブ等が植えられていたそうで、きっと良い香りが満々ていたことでしょう。
アロエが沢山ありました。アロエからは石鹸やシャンプーを作るそうです。

最後に、リサイクル活動の場所に行きました。大きな倉庫があり、中には家具、扇風機、パソコン、車、自転車などがあります。今ある在庫品がはけたらこの倉庫も建て直すので、リサイクル品の回収はストップしているそうで、Grande Coletaは無し。残念です。
倉庫にある品は大分使い古されたり壊れていたり。新品に溢れかえっている日本の品々に慣れている私の目には、エッ!使い物になるの??といった感じです。が、再生品がストックされている場所に行って、ビックリ!倉庫では汚れた羽とかバラバラの部品だった扇風機が新品同様の姿で並んでいました。私の部屋に一台欲しいです。
パソコンを修理し再生する仕事は、かってEmausの小さな子供だった青年達がしています。Emaus・Benguiのあちこちで、Emausの仕事に携わるそうした少年・少女に出会いました。彼らが何よりもEmausの活動の証ですね。
胸が熱くなるものがあります。

人手不足。今Emausが抱えている問題のひとつ。Emaus・Benguiでも伸び放題の草や薬草園の姿が、それを語っています。Arte de Viverでも、人手不足から今いるスタッフの方達の負担は増えているのでしょう。Luciaは毎日遅くまで仕事しているようです。
Arte de Viverで始まる日々を通して、もっといろいろな事が見えてくることと思います。
その中で自分が出来ることは何か、大きな問題の前で本当に小さな事しか出来ない自分に淋しい想いをするかもしれませんが、まずは22日から子供達と会えるのを楽しみに心の準備をします。

2時頃Emaus・Benguiとお別れして、バスに乗りセントロへ。
腹ペコの私達はIguateme(ショッピング・モール)でスパゲッティを食べました。

次からは、Arete de Viverの活動報告です。 


  


Posted by passarinho at 22:52Comments(0)

2007年07月11日

エマウスからの便りが届きました☆

6月より、エマウスにてボランティア滞在を始められたKikukoさんから、メールが届きました!
カポエイラ、ものづくりなど、多芸なKikukoさんのエマウスでの活動、気になります。
これからも随時アップしてもらおうと思っていますおすまし

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6月からエマウスに通いはじめたkikukoです。これからしばらくの間、エマウスの様子を少しずつ紹介させていただきます。

6月23日, エマウス共和国でフェスタ・ジュニーナが行われました。フェスタの1~2週間前から準備が始まり、子どもたちのダンス、アマゾンの民話のパネル展示、ミス・エマウス・コンテスト!などが行われました。もちろん、フェスタ・ジュニーナの時期の伝統的な食べ物の屋台もありましたよ!子どもたちのダンスは、しっかり練習していたグループ、ドタバタで本番を迎えたグループとまちまちでしたが、華やかな衣装に身を包みみんな上手に踊っていました。近々、写真をアップしますのでお楽しみに!

7月は通常の活動はお休みで、夏休みの特別活動が始まったところです。私もほぼ毎日通う予定なので、楽しみにしています。こちらも、追って報告します。  


Posted by passarinho at 08:06Comments(0)

2007年02月18日

Carnava(カーニバル)l!!!

Emausで活動中のAkikoですうさぎ
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今日はEmaus共和国でカーニバルのお祭りがありました!

朝9:00にEmausに着くと、キラキラした衣装を着た子どもたちが一生懸命準備を開始していました。
みんな顔にも絵を描いたり、光るパウダーを体中につけたり。
みんなRioのカーニバル並みにキラキラしていました。

さて、今年のEmausカーニバルのテーマは『アマゾン』だそうです。
インディオの民族衣装を着た女の子や男の子もいました。

10:00 開会式
パーカッションクラスの男の子たちの演奏に合わせてサンバを踊る。
(とにかく、みんな一斉になってサンバを踊りまくっていました!本当にすごいエネルギー!)

10:30 サンバ
女の子たち数人がサンバで競い合います。
(どの子もとても上手!勝敗は観客の拍手で決まりました。)

11:00 仮面大会(?)
仮面をつけた女の子たちが現れて、どの仮面が一番キレイかを競います。
(この仮面はArte de Viverの女の子たちの手作りです。とてもキレイでしたキラキラ 

12:00 閉会式
Emausの子どもたち、その子どもたちの友だちや家族、みんなでランチでEmausカーニバルの幕は閉じました。

Brasilのカーニバル本番は2月20日。
来週いっぱいEmausもお休みになります!
子どもたちがどんなカーニバルを過ごしてEmausに帰ってくるのか、お土産話を聞くのが楽しみです赤ハイビスカス
 
  


Posted by passarinho at 04:10Comments(2)

2007年02月10日

アクセサリー作成中……

Emausで活動中のAkikoですうさぎ

2月下旬に合わせてまたまたアクセサリーを追加作成中です!!
新たな常時販売店も増えたところで、またまたArte de Viverの女の子たちの作ったかわいいアクセサリーが日本に届きますプレゼント
お楽しみに!!!



  


Posted by passarinho at 22:04Comments(0)

2007年02月10日

本、ぬいぐるみなどを寄付して下さったみなさま

Emausで活動中のAkikoですうさぎ

ブラジルではようやく新年からの休みもあけて、エマウスに通う子どもたちの学校も始まりました晴れ
Arte de Viverも休みの間は午前中のみの活動でしたが、今週から午後の活動も再開!
今はEmausで行われるカーニバルに向けて、スタッフと子どもたちの間で話し合いや準備が着々と進められています!!

さて、1月にピースボートで送られてきたぬいぐるみ、絵本、布などの追加報告キラキラ 
かわいいぬいぐるみや絵本に子どもたちはとても喜んでいました。
布についての使い道は後々考えていくそうです。
絵本などは、読めない日本語と格闘(?)しながら想像力を活かして読んでいることもあります。
「これはどういう意味?」「どういう物語?」などとしょっちゅう絵本についてたずねられます。
少しずつでもポルトガル語訳をつけていかなければ…と焦っています(笑)

あらためて、寄付をしてくださったみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました!!

  


Posted by passarinho at 21:56Comments(0)

2007年01月12日

peace boat

Emausで活動中のAkikoですうさぎ
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遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!!
新年初めてのEmaus訪問!
Peace Boatがはるばる日本から運んできてくれた、たくさんのぬいぐるみ・布・絵本をEmaus共和国に届けてきました!

Peace Boatは日本から旅を続けて、去年の12月31日にベレンに寄航し、2007年の年越しをなんと、ベレンで向かえました。

そして、そのPeace Boatの年越しパーティーにEmausのスタッフや子どもたちが招待されました!!
(残念ながら私は参加することが出来ませんでしたうわーん

そこで当日の様子はどうだったのか、Emausスタッフに話を聞いてみたところ…

「とても楽しかった!当日は子どもたちとEmausからバスに乗って、近くの港まで。船のとまっている港までは小さな船に乗り換えて移動したの。Peace Boatのパーティーは、日本文化の紹介があって、太鼓の演奏があって、みんなダンスを踊って。すごく盛り上がっていた。Emausの子どもたちもカポエラやダンスを披露して、とてもおもしろかった!」

と、とても楽しかった様子。
参加できなかったことを心から悔やみました。
また、

「ただ一つ残念だったのは、出し物がたくさんあったから、子どもたちが船の中をいろいろと見てまわる時間がなかったってこと。でもとても大きい船だったから、全部見て回るには一週間くらいいるものね、しょうがない!」

とも言っていました。
そんなに大きな船だったのですね(笑)!
大きな船を目の前にしてはしゃいでいた子どもたちが目に浮かびます。

Peace Boatが運んできてくれたぬいぐるみ・布・絵本はどれもこれも、本当にかわいかったです。
今はEmausもお休みに入っているので子どもたちが目にするのはもう少し先になりますが、当日いたスタッフたちはみな大はしゃぎでした。

また驚いたのが、その量の多さ!!
当日はベレンの旅行会社ATSの北島さんにお手伝いいただいて、車いっぱいの荷物をEmausに運びました。



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荷物を寄付してくださったみなさま、Peace Boatのみなさま、その他いろんな場面で携わってくださった関係者のみなさま。
子どもたちがEmausに帰ってきたらすぐ、子どもたちの反応をまたUPします。
みんな喜んでくれますようにうさぎ!!  


Posted by passarinho at 10:01Comments(0)

2006年12月24日

アクセサリー&人形発送!!

Emausで活動中のAkikoですうさぎ
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お待たせいたしました!
以前に報告したArte de Viverの女の子たちの作ったアクセサリーと人形を日本に向けて発送しました!!
郵便局の人によると12月29日には日本に届くそうです。
ということは、12月30日のイベントには間に合いそうですねキラキラ 

女の子たちが一生懸命愛情こめて作った作品、どれもとてもかわいいです。
ご購入される日本のみなさんに大切に使っていただけたらと願っています。

郵便局へ行く当日、
「日本までどれくらいかかるの?」
「このアクセサリーはどのくらいの値段になるの?」
「誰が買うの?」
「円で売っても、ブラジルでは円使えないのに、どうするの?」
などなど、みんな興味深々ニコニコ

本当はアクセサリー、人形を作った全員の女の子たちで郵便局へ行きたかったけれど
都合上、発送当日はArte de Viverを代表として1人の女の子と私、2人で郵便局へ行きました。
それでもそれぞれの作品には、作り手の女の子の名前が分かるようになっていますうさぎ

アクセサリー約50個と人形15体、無事に日本に着きますように飛行機


  


Posted by passarinho at 10:59Comments(0)

2006年12月24日

Feliz Natal(メリークリスマス)☆

Emausで活動中のAkikoです。12月の活動報告うさぎ
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12月22日(土)
Emaus共和国のクリスマスパーティーがありました。




当日はエマウスに参加している子どもたちと、その家族たち、そしてスタッフが参加したのですが、大人数で立ち見の人も出るほどでした。

パーティーは神父さんのお言葉に始まり、カポエラ・ダンスクラスの子どもたちの演技があり、みんなで歌をうたい…
パーカッションクラスの男の子たちの演奏が場を盛り上げ…
Arte de Viverの女の子たちは集まった人たちの前で聖書を朗読しました。

とてもステキなクリスマスパーティーでした。

特に食堂のお姉さんが腕を振るったご馳走は本当においしかった!!

みなさんにも、Feliz Natal (良いクリスマスを)キラキラ   


Posted by passarinho at 10:44Comments(0)

2006年12月15日

アクセサリー

エマウスで活動中のAkikoです晴れ

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Arte de Viverの女の子たちの作品

日本行きのアクセサリー、人形がちゃくちゃくと出来上がっています。
女の子どうしいろんなおしゃべりをしながら、ケンカをしながら、時に面倒くさがりながら(笑)出来た作品の一部ですキラキラ 



12月末には日本に着くように送る予定です。
実物は100倍かわいいです!!  


Posted by passarinho at 00:53Comments(1)

2006年11月27日

修学旅行!?

エマウスで活動しているAkikoです。11月の活動報告ですうさぎ
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Arte de viverの女の子33人+エデゥカドールたち(教育者)で1泊2日の合宿がありました赤ハイビスカス

晴れエマウスのあるベレンの隣町のカトリック系の高校にて、土曜日から日曜日と1泊2日晴れ

Atividade(活動内容)サッカー
①この合宿中での規則をみんなで決める
②プール、サッカー、ドッチボール、バレーボール。
③ダンス、カラオケ
④室内でゲーム(フルーツバスケットみたいなもの)
⑤自分の友達紹介
などなど

女の子たちによる楽しかったことベスト3晴れ
①ご飯の時間(笑)
②プールビキニ
③新しい友達ができたこと

Arte de viver 修学旅行に参加してキラキラ 
いつもよりも数倍大きな場所での活動は本当に楽しそうで、みんないつも以上に元気。
子どもが、『自由に安全に』のびのびと遊べる場所の必要性を改めて感じてしまいました。
ブラジルは治安の問題もあって、子どもたちだけで道や公園で遊んでる姿をみるのが本当に少ないんですやし
(それでも家や学校にいる場所がなくて、道で時間をつぶすしかなく、危険に巻き込まれる恐れがある子どもたちもたくさんいます。その子たちを集めて活動してるのがエマウスなわけですが…)

とても楽しかった1泊2日の合宿。
帰り際にはみんな「まだ帰りたくないなー」とつぶやいていました。
それでも土曜日の夜は初めての場所に緊張して、なかなか寝付けなかったそうですおうち







  


Posted by passarinho at 07:41Comments(0)